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2009年12月10日

フランスチーズで学ぶ原産地名称保護(AOP)

フランス農水省は11月20日、70年以上の歴史を持つ『原産地名称』の保護を
メインテーマに、フランスのAOPチーズの試食を交えてのセミナーを開催した。
講師は、チーズ熟成販売業H.MONS社の社長であり、M.O.F(フランス国家最優
秀職人賞)のチーズ部門でフランス初のMOFを受賞したエルヴェ・モンス氏。


■AOPはすべてのEU産乳製品の原産地名称に統一認証
2009年5月1日から、ヨーロッパの原産地名称を持つ製品はすべて、黄色と赤
のロゴのAOPに統一された。このロゴは世界に類のない、農産物の保護と品質
保証の認証である。乳製品の分野では12カ国で生産する150種以上の商品にこ
のロゴが適用された。チーズはもちろんのこと、バター、生クリームも含まれ
る。今後は今まで各国で使われてきた保護名称に代わってAOPとなる(例えば
フランスでは原産地統制名称AOCにとって代わる)。

■AOPは貴重な遺産
AOPを限定する政令は、生産地を地理的に限定し、家畜の飼育方法(牛の品種、
飼料、牧草地など)、商品の品質ないし特徴、大きさ、外皮の色、生地のテキ
スチャー、最低脂肪含有量、最低固形分などを細かく定めている。
AOPの保護は、法的、経済的な意味合いだけでなく、共通の遺産といえる。
またAOPは、生物資源の保存、直接及び間接の雇用の創出、地方の発展、魅力
的な景観の保護、環境保護など、持続可能な発展を進めるためにも一役買っ
ている。

■消費者の期待にこたえる商品
数年前から消費者の意識は変化してきた。本物を求め食品安全に気を配る消
費者は、自分が食べるものがどういうものか知ろうとし、値段が高くてもよ
り良いものを求める。工業化とグローバル化により味の均一化が進んだが、
より特徴のある味への回帰が始まっている。グローバル化が進めば進むほど、
人はよりどころを、安全をそして原産地を求める。

■主なQ&A
Q1:今年5月から、原産地名称はAOPに統一されたということは、今後AOCの
表示は一切なくなるということですか?
A1:AOPに移行された段階で、AOCの表示はされなくなりますが、AOPの審査
段階で、まだ移行が承認されていない期間はフランス国内で認証されたAOCと
して表示されます。

Q2:今後、新たに申請する場合は、INAOでのAOC審査はなく、直接ブリュ
ッセルでのAOP審査にかけるのでしょうか。
A2:違います。
まずフランス国内で、INAOにAOCを申請し、フランスのAOCとして認めるか否
かの審議が行われます。その結果、フランスを代表するAOCの商品であると認
められた段階で、初めて、ブリュッセルのAOP委員会での審査を受ける資格に
なります。これはフランス以外の国でも同様で、各国でその国の品質基準と
して認定されて初めて、EUでの品質基準であるAOPへの審議が行われます。


posted by Mark at 00:00| Comment(0) | ワインにあう食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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